走れダイエットランナー!

はからずも52にして人生を再スタートすることになりました。健康を取り戻し、また走り始めたい!

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北海道マラソン・難所の新川通りを、数キロにわたり逆走した女性ランナーがいた!!

 

 






 

 

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北海道マラソン、最大の難所・新川通り。

 

スタートして約19kmあたりから、往復約13kmにわたって走路となっているこの通り。

 

木陰が一切なく、真夏に行われる北海道マラソンにおいて、直射日光を浴び続けながら走らねばならないこの通りは、疲れたランナーをさらに苦しめるので、最大の難所となっています。

 

誰もが、一刻も早く、この通りを走り抜けたい、と願いながら走り続ける区間です。

 

にも関わらず、かつて、この難所部分を半分以上、走り終えておきながら、くるりと踵を返し、きた道を数キロにわたって逆に走り始めた女性ランナーがいました(^◇^;)

 

一体なぜ、彼女がそんなことをしたのかというと…

 

初めての、ご主人さんとのフルマラソン

 

それは2014年の北海道マラソン。

 

その女性は、僕の友人の中ではとても有名な存在。仮に、Aさんとしておきましょう。

 

Aさんはとにかく明るくてイイ人なので、誰からも好かれ、誰からも慕われている人物です。

 

Aさんは、マラソン大会に個人で参加した経験は何度もあります。でも今回は初めて、ご主人さんと2人で北海道マラソンに参加したのでした。

 

ご主人さんの方は、あまりフルマラソンの経験は積んでらっしゃらないようで。

 

Aさんの方は、フルマラソンくらいはサクッと走ってしまわれますが、ご主人さんと2人で走る、と決めてらっしゃったので、スタートからかなりのゆっくりペースで走ってらっしゃいました。

 

迫る関門時間

 

ところが…

 

ご主人さんのペースが、思った以上に上がりません。(^◇^;)

 

北海道マラソンの制限時間は5時間。

 

このまま、ご主人と並走していたら、関門アウトになってしまう…。それはもったいない。

 

そう判断した彼女は、

 

「アタシ、先に行くね!!」

 

と、スピードを上げてひとり旅に出ました。

 

新川通りで単独ラン

 

それがたぶん、20km地点くらいだったのではないか、と思われます。

 

北海道マラソンの20km地点、といえば…

 

有名な、新川通にさしかかったあたりです。

 

新川通とは、北海道マラソン最大の難所。スタートから19kmを走ってきたランナーの前に立ちはだかる、往復13kmにわたる、日陰のまったくない直線道路。

 

往復13kmということは、片道約6.5kmで折り返します。

 

さて、Aさんはご主人さんと別れてこの新川通を飛ばしました。もう制限時間が迫っていたからです。

 

そして折り返し地点で折り返しました。

 

往路と復路の間には、約2〜3メートル幅の植え込みがあり、復路を走るランナーはすれ違う往路のランナーの顔を見ることができます。

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復路から往路を見たら…

 

Aさん、復路を軽快に走っていると…

 

誰かが、往路で倒れている様子が目に飛び込んできました。

 

走りながら一瞬、目に入っただけですが…。

 

その姿、着ていたウエアの色…。

 

「うちの旦那じゃないかしら??」

 

一瞬の葛藤

 

Aさんはちらりとそう思いながらも、しばらくの間は走り続けました。

 

一瞬、目に入っただけ。注意して見たわけではありません。旦那じゃない可能性もあります。

 

もし旦那だったとして、一体どうすればいいのでしょう?もうこんなに距離も離れてしまっています。何ができるというのでしょう。

 

ここは北海道。飛行機代、ホテル代、エントリー代を払って走ってる、大好きな北海道マラソン。

 

できることならゴールしたい。

 

脳内で、ほんの一瞬、そんなやり取りが交わされました。

 

が、最後に彼女はこう思いました。

 

「今、引き返さないと、アタシは一生、後悔する!!」

 

新川通、愛の逆走!!

 

彼女は足を止めました。

 

何百人ものランナーが、暑さで真っ赤になった鬼のような形相で、北から南へと走り抜く中で!!

 

彼女はたった1人、南から北へ!!

 

全ランナーとまったく逆の方向へと!!

 

逆走を始めました!!

 

おそらく長い北海道マラソンの歴史を紐解いても、新川通を数キロにわたり逆走したランナーは、彼女しかいないのではないでしょうか??!!

 

そして、折り返し地点でも逆に折り返し!!

 

往路も、もちろん逆に走って!!

 

「ごめんねAちゃん」

 

倒れているランナーのところにたどり着くと…。

 

やはり、妻のカンは強し!!

 

倒れていたのは旦那さんだったのでした!!

 

「ちょっとどうしたの?大丈夫?」

 

と彼女は旦那さんに声をかけました。

 

旦那さんは彼女を見て…

 

「Aちゃん、ごめんね、ごめんね…」

 

と謝っていたそうです…

 

人生初の収容バス

 

旦那さんは、疲労と、軽い熱中症といった、それほど深刻ではない症状だったようで、一安心といったところでした。

 

もちろん、もう関門時間に間に合うはずもなく…

 

Aさんは、ご主人と一緒に、生まれて初めて関門アウトになって、収容バスに乗ったのでした…。

 

エピローグ

 

その後…

 

翌日、すっかり元気になったご主人は、ひとあし早く東京に帰らなければなりませんでした。Aさんの方は、友人たちとあと一泊。

 

不要な荷物はすべてトランクに入れ、ご主人さんに持って帰ってもらうことに。

 

大きなトランクとともに、ご主人さんはホテルを後にされました。

 

彼女は1人、ホテルでまったりと過ごしていました。

 

ご主人さんの飛行機が飛ぶ時間になって…。

 

彼女はやっと、あることに気づきました。

 

「アタシのサイフ、旦那のトランクの中だ!!!」

 

こうして彼女は、びた一文持たない状態で、北海道に取り残されていたのでした(^◇^;)…

 

 

 

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