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「川の道フットレース」520kmのウルトラマラソン、女神の失意 500kmを走破し、20kmを残してしまった女性ランナーに、どんな言葉をかければ良いのか

 

ランニングに興味のない方には信じられないかもしれませんが、この世には、フルマラソンの距離を超えて走る「ウルトラマラソン」という競技が存在します。

  

42.195km以上の距離=ウルトラマラソン

 

ということになります。

 

70km、100km、この辺りがウルトラマラソンでも「メジャーな」距離と言えます。

 

特に、100という数字はインパクトがあります。ランニングに興味がない人は、いや、興味がある人でも、普通の人間が100kmも走ることができるのか、と驚かれることでしょう。

 

僕自身、ランニングを始めたころはそう思っていました。

 

ところが、ウルトラマラソンの世界では、100kmはすでに「中距離」などと呼ばれることさえあります。

 

100kmを超える距離を走るレースは「超ウルトラマラソン」と呼ばれます。

 

 

ゴールデンウィークはウルトラ大会花盛り!

 

そしてこのゴールデンウィークは、このウルトラマラソンの大会が多く開催されていました。

 

特に有名な大会が、山口100萩往還マラニック大会(通称「萩往還」)でしょう。もともとが人気大会であったのに、大会運営の都合上、来年で終了してしまう予定のため、日本中のウルトラマラソン愛好者がこぞって参加しているようです。

 

特に最長距離の250kmの部は、激しいアップダウンもあり、ウルトラの猛者を持ってしても完踏(完走のことをウルトラマラソンの世界ではこう呼ぶことが多い)率は50%ちょっとだそうです。

 

250kmといえば東京ー名古屋間に相当する距離です。これを、2日間、ほとんど不眠不休で、しかも激しいアップダウンを乗り越えて走り続けるなど、並の人間にはとてもできない芸当です。

 

それに、ウルトラランナーたちは挑み、あるものはやってのけ、あるものは途中で断念する。

 

FBでその動向を見守ることしかできなかった僕でさえ、熱くなるものがありました。

 

ところが…

 

それを超える距離を走る大会もあるのです。

 

「川の道フットレース」の最長距離は、実に520km。

 

東京から、単純に直線距離にしたら、なんと岡山の手前まで届いてしまう距離です。

 

実際には、東京ー埼玉ー群馬ー長野ー新潟、と、五つの県を横断してゴールする、という大会です。

 

4/30 9:00にスタートし、5/5 21:00までにゴールするまでに、25ヶ所のチェックポイントを通過し、3箇所のレストポイントでは必ず2時間以上の休憩が義務付けられているそうです。

 

東京ー岡山間…クルマでさえ、移動するとなるとうんざりしそうな距離を、自分の2本の足で、6日かけて、最低限の休憩だけで走るなんて、もはやこれは「長距離走」などとカテゴライズできる競技ではないでしょう。

 

 僕はFB上で約300人の友達がいるのですが、さすがに、今年この「川の道フットレース」520kmに参加した友達は1名のみでした。

 

その方は女性で、しかもすごい美人です。遠藤美樹さんとおっしゃるその女性に、実際にお会いしたことはないのですが、2015年の名古屋ウィメンズで彼女が走り去る一瞬、僕は彼女であると識別できたほど、美人で目立ったランナーでした。

 

1日目

 

 並み居るウルトラマラソンや海外のトレイルなども走破している彼女が、満面の笑みでスタート時点の投稿をしてくれたのが4月30日の午前8:40。

 

そこから定期的にアップしてくれる彼女の投稿が、僕はとても楽しみになりました。

 

520kmを走って移動する…しかも132時間以内に。

 

夢の世界でしかありえないようなこの大会を、実際に走っている彼女の近況を、僕はとてもドキドキ、ワクワクしながら、次の投稿を今か今かと待っていました。

 

走っている時の彼女はいつも満面の笑みです。名古屋で僕がお見かけした時も、30km地点を飛ぶように笑顔で走ってらっしゃいました。

 

ウルトラの距離でも同じく、幸せ全開のオーラを纏って写真に写っている彼女の姿は、見ているだけで楽しくなり、見ているこちらもその場にいるかのような錯覚すら与えてくれます。

 

 

2日目

 

2日目の深夜3時の投稿は、男性ランナーと並走しているとのこと。確かに夜のランニングに女性一人は危険。ただ、普通、夜ランと言えば、夜の8時とか9時とかを、30分〜1時間程度走ることを指すのだけれど、彼女は夜通し走っている…

 

2日目のお昼前に、最初のレストポイントに到着していらっしゃいます。ここまで、眠らずに走り続けたのだろうか…

 

3日目

 

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3日目の朝の投稿は、「超常現象を見た!」とおっしゃっています。恐らくは過度の疲労により幻覚を見られたんでしょうが、そこまで自分を追い込んで走る情熱は、どこから来るんでしょうか。

 

3日目の夜にふたつ目のレストポイントに到着された時も、満面の笑顔で写真に写られていました。なんという体力と精神力なんでしょう。

 

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4日目

 

4日目のお昼頃には、コンビニなどでたくさん買い食いをしているとの情報。僕がサロマ湖100kmに挑戦した時は、ほとんど何も食べられなかったことを思い出し、彼女の強靭なパワーに圧倒されるばかり。

 

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5日目、そして…

 

5日目のお昼頃にはついに新潟に入られて…

 

このままゴールか、と思いきや…

 

最後の投稿は、500kmの地点でリタイアをした、との報告の投稿でした。

 

女神の失意

 

その内容は、いつも笑顔だった彼女のものとは少し違う、悔しさと後悔にまみれた投稿だったので、僕はとても辛くなりました。

 

おそらくは、女性だからなのか、このとてつもないレースに挑む彼女の姿勢に対し、批判的なことを言われたことがあったのかもしれません。必ずゴールして、見返したい、という思いがあったのに、それができなかった失意の念が綴られていました。

 

道中、差し伸べてくれた手があったのでしょう。でも自分の体力の限界から、その手を振りほどいてしまったことへの後悔の念とともに、自分が情けない、としたためてありました。

 

ここ数日、彼女の投稿を心待ちにしていた僕にとって、いや、僕と同じような人は何人もいたでしょう、そんな彼女のファンにとっては、とても、心が痛くなる内容でした。

 

凡人→超人に、かける言葉を探す

 

500kmを走り、あと20kmが走れなかった、そんなランナーの気持ちを、安易に「わかりますよその気持ち!」なんて言えるはずもなく…

 

彼女に、何か言葉をかけてあげたい。

 

6日で520km、こんな、カテゴリーすら見当たらない競技に挑み、敗れたとはいえ、96%まで走破した女性ランナー。

 

彼女を、なんと呼べばいいだろう?

 

「超人」、その言葉以外、思い浮かばなかった。

 

 

文面からは、500km走った達成感よりも、完踏できなかった悔しさといった、マイナスの思いしか感じられず、心が痛いです。

遠藤さんとはほとんど面識はありませんが、名古屋ウィメンズを走ってらっしゃるお姿は拝見しました。幸せ全開のオーラで走り去る美女の姿は、面識がない僕でさえ、一瞬で判断できるほど目立っていました。

500kmを走破して、20kmを残してしまった人間の精神面など、想像することもできません。

超人のみができる業です。今のあなたは超人だといっていいと思います。きっと、周囲に同じ趣味をお持ちの方が多くいらっしゃるので、麻痺されてるのかもしれませんが、一般人から見ればあなたがやったことは超人の業です。

だからその業を誇ってください、といっても、今のあなたの心には届かないかもしれません。

あなたが定期的にアップしてくださった旅の記録をFBで見て、僕はずっとドキドキしていました。勇気をもらっていた、といっていいです。

だから完踏できなくてマイナスの念に苛まれている言葉を聞くのは心が痛いです。

どうか、ご自分の成し遂げたことを、早く冷静な目で見ることができますように!!

 

極限まで自らを追い込み、敗れたアスリートの心に、どこまで届くかはわからないけど、僕はこの言葉を彼女に送りました。

 

女神の返信

 

すると彼女から、僕の言葉を読んで、沁みるものがあった、という内容の返事が来ました。その最後にはこうありました。

 

走るのやめようかななんてどうしょーもないことを思ったりもしてましたけど、立ち直れるように頑張ります!

 

このメッセージを読んで、再び、あの笑顔で走る彼女が戻ってきてくれたように思いました。

 

500kmを6日で走るなんて、才能がないとできることじゃありません!

 

あなたには才能があり、さらに情熱があり、それを可能にする肉体があります。

 

ゴールテープをきれなかったことは残念ですが、素晴らしい道中の模様を見て、同じように心躍らせた者たちがいました。

 

常人にはできない、超人の業、しっかりと見せてもらいました!!