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走れダイエットランナー!

はからずも52にして人生を再スタートすることになりました。健康を取り戻し、また走り始めたい!

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ネタバレあり:めっちゃ笑った!!映画「ロング・トレイル!」  トレイルを歩く。ただそれだけで分かち合えること。

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(主人公二人、共に70歳をすぎたブライソンとカッツ、トレイルの行手を阻む大きな沢にぶち当たる。なんとか渡れそうな岩場の前でなかなか進めずにいると、二人の若いトレイルランナーが登場。)

 

トレイルランナーA:どうかしましたか!

 

トレイルランナーB:僕たちが先に行って荷物を置いて、戻ってきます!

 

トレイルランナーA:それから戻ってきてお二人の荷物を持ちます!

 

トレイルランナーB:簡単です!大したことじゃありません!

 

カッツ:これも挑戦だ、楽はしたくない。

 

ブライソン:でも感謝するよ!

 

トレイルランナーA:そうですか!

 

トレイルランナーB:じゃあお先に!

 

(飛ぶように岩場を駆け抜ける二人を見ながら)

 

ブライソン:あの2人、爽やかだな!

 

カッツ:ああ!

 

ブライソン:…でもオレ、あいつら嫌い!

 

カッツ:オレも!

 

(二人の老いぼれ、よろよろと岩場を進むが、案の定バランスを崩し、二人とも川にドボン!!)

 

ブライソン:(ずぶ濡れになりながら)よし!うまく行った!

 

カッツ:サッパリしたぜ!!

 

 

 

 

 

世の中の先行きが不透明になると、ランニングブームが起きるという。ランニングは道具がいらないからお金があまりかからないし、世の中への不安は人を走らせるらしい。

 

ランニングの映画ではないが、やはり、カラダひとつで延々と歩く、という映画が立て続けに作られているのは、そんな世情の表れだろうか。最近では、「わたしに会うまでの1600キロ」という映画があった。

 

www.foxmovies-jp.com

 

ただ、「わたしに会うまでの1600キロ」はとてもシリアスで、主人公が旅に出る理由はとても悲劇的なものであったが、本作は違う。とても上質な喜劇だ。

 

映画「ロング・トレイル!」は、孫が3人もいる老いた旅行作家・ブライソンが、ふと、3400kmにも及ぶアパラチアントレイルを徒歩で踏破したいと思い立ち、相棒を募ると、40年前、軽蔑しあって縁を切った旧友・カッツだけが名乗りを上げたので、彼と二人で壮大な旅に出る、という話だ。

 

ブライソンを演じるのはロバート・レッドフォード。80歳になられたようだが、映画の冒頭、友人の葬儀のシーンで喪服で立つ姿は往年の色男ぶりを見せる。

 

驚いたのは、旧友・カッツ役のニック・ノルティだ。と言ってもほとんど「48時間」でエディ・マーフィーとコンビを組む酒浸りの刑事役くらいしか知らないが、あの映画のニック・ノルティは強烈な印象を残している。組織からはみ出し、ほんらい囚人であるエディ・マーフィーにブチ切れながらも事件を解決する敏腕刑事役だった。

 

それが見る影もなく太っている。あまりの外見の変わりようにはびっくりした。

 

とにかく、映画はムチャクチャ面白い!!

 

何気ない会話も、とにかく洗練されたオモシロ会話で、会話を聞いているだけで笑ってしまう。

 

過去に軽蔑しあって別れた2人だから、きついトレイルの旅でも、いつか互いにブチ切れるんだろうな、と思ってみていると…

 

「老い」は彼らを成熟させ、どんなに喧嘩しても、いつか互いを許してしまう。「老い」ならではの優しさに包まれながら物語は進む。

 

物語のクライマックス。足を踏み外し、転落する2人。狭い岩場に落ち、滑落死は免れるが、老いた体では道に戻ることができない。

 

「死」あるのみか…

 

ブライソン:再会が、遅すぎたな…

 

カッツ:ああ…。後悔してる。

 

(その後、二人は、あのトレイルランナーにより発見される。)

 

トレイルランナーA:今すぐ、助けに行きます!

 

ブライソン:あの2人、爽やかだな!

 

カッツ:ああ!

 

ブライソン:あいつら、大好きだ!

 

カッツ:オレも!

 

 

 

 

ランナーなら、多かれ少なかれ、トレイルを走った経験はあるだろうし、その非日常な空間を走る快感は忘れられないだろう。

 

また、ランナーでなくても、山に行ったことがある人なら、その美しい景色の非日常性に魅せられたことだろう。

 

ランナーでもなく、山に行ったことのない人でも、心のどこかで、一度、トレイルと呼ばれる場所に行ってみたい、と思っているのではないだろうか。

 

面白い会話と雄大な景色に、あっという間に映画は終わる。

 

そしてきっと、トレイルに行きたくなる。

 

でもなぜ、人はそれほどトレイルに魅かれるのか?

 

 

 

ブライソン:自然学者ジョン・ミューアがこう言った。「パンを手に入れたらリュックに詰めて、垣根を飛び越えろ!」ってね。

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